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【全文】蚊取り線香ホルダー企画者の思い ★伝書鳩「マサピヨ」被災地へのお手紙






私たちは 軽々に「がんばろう」と口にしますが、

かつて私が心底頑張っていたときに「がんばれ」と言われて


「これ以上何をどうがんばれと?」

「口だけなら何とでも言える」

「所詮他人事だから言える」


と思ってしまいました。

ひとさまの優しい心遣いにも応える心の余裕がなかったのです。

一人でやらなくちゃいけないと思い込み 誰にも頼れなかったり、

訴えても思う結果につながらなかったり、

「仕方ない」なんて言葉で片付けられないくやしさに打ちのめされたり。

どんどん自分を追い詰めて 自分で自分が大嫌いになっていました。


振り返った今なら

ほんのちょっと手を抜く、楽しむ、ことは

心の健康を保つために必要だったとわかりますが、

渦中にいるときには楽しむことは悪いことのように思えていたのでした。



地震という人間では太刀打ちできない厳しい災害に遭われて

どれほどの心痛だったか想像もつきません。


どうか皆様 楽しむこと、笑うこと 休むことは悪いことではありません。

頑張りすぎないで頑張ってください。


鋼材を使った、実用的なもので 何かお役に立てるものはないか

今からの季節、

蚊取り線香ホルダーなどよいのではないかと考え作成いたしました。

北陸の皆様のお役に立つことを心より祈っております。


2024年7月    

マサカツ鋼材CAD部リーダー

西嶌 亜由巳 

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